ファイナンシャル・プランの中の株式投資

利息がほとんどつかない経済状況なので、国から支給されるものだけで何とかしなくてはならないが、それでは将来生活におけるファイナンシャル・プラン上、不安で仕方ないと思っている人は少なくありません。


だから、働ける内は働こうということになりますが、こちらも世の中全体の動きとして、65歳までは皆働けというような仕組みになりつつあり、それゆえ特別な手当てにはならないで、65歳まで働くことは当り前のことという具合になっています。


そうなると、資産運用で何とかしなくてはということで、少しでも利率がいいところとか、デパートなどの特別イベントでのお得な仕組みを頭に置きますが、それとて大した役には立ちそうもありません。


そこで、株式で資産運用ということになりますが、こちらに手を出す場合は、いくつかの注意点を守る必要があります。過去に何回か経験があり、この世界のことに通じている人であればいいのですが、そうでない、いわば素人の場合は失敗することが多い世界だからです。
まずどこの株式を買うかということですが、急激な上昇を期待して投資しても、そうはうまく行きません。偶然うまく行くことがあっても、最後は失敗というケースがほとんどです。


だから、確実に値上りしそうだというものに手を出すことが賢明と言えます。どこがというのは難しい問題ですから、それこそ信用できる証券会社とか、友人知人に目的を鮮明にして相談に乗ってもらうことです。この際もっとも気を付けなければならないのは、親切めいた話でうまい話には乗らないということになります。


ですから、素人の場合は、株の値上がりに多くの期待をするよりは、株主優待などで欲しい商品やサービスの特典ということに期待をする方が賢明と言えます。


もう一つは、配当への期待です。優良企業の場合は、株価の値上がりがそれほどでもなくても、配当が確実にありますので、こちらの方が実入りも多いということになります。