低金利時代の資産運用に株式を組み入れてしましょう。

金利が低い今、資産運用のために、多少のリスクを取っても株式を運用することを検討することも大切です。

 

株の取引といえば、自分たちとは関係のない世界だと思う人も多いかもしれません。特殊な用語があるのも一因でしょう。基本的な用語を抑えておけば、その懸念は少なくなります。

 

まず、株式は株式会社が資金調達のために発行した証券であり、これを購入すると保有期間中に配当金を受けとることができます。

 

また、株は証券取引所で売買されています。ある株を安く買って高く売るということで「儲け」を出すこともできます。

 

証券取引所に上場されている株の注文方法には、指値注文と成行注文とがあります。

 

指値注文とは売買価格を指定して注文する方法です。買う場合には上限が、売る場合には下限が決まっています。投資家の「予算」が反映される売買方法です。

 

成行注文とは売買価格を指定しないで注文する方法です。株の価格にかかわらず、同じ銘柄に対応する売り注文と買い注文があれば成立します。取引のスピード感が重視されます。

 

売買には3つのルールがあります。

 

「成行注文優先のルール」は指値注文よりも成り行き注文のほうが優先されるルールです。「価格優先の原則」は、複数の注文があれば、売る場合には最も低い価格が優先され、買う場合には最も高い価格が優先される原則です。安く売りに出すことが歓迎され、高く買うことが歓迎されるのは普通のモノの取引と同じです。「時間優先の原則」は同一銘柄について、同条件で複数の注文がある場合には、時間の早い注文が優先されることです。

 

つまりは、オークションと同じ方式で取引されているとイメージすればよいでしょう。

 

証券取引所に個人が出入りして売買するのではなく、証券会社などに口座を開設することで運用します。上場株式の株券は今は電子化され証券保管振替機構(ほふり)および証券会社の口座で管理されています。
まずは、証券会社を選ぶことから、株式を使った資産運用が始まります。