株式投資で資産運用を図るときの注意点

銀行に資産を預けてもほとんど利息が付かない現代の日本において、資産をさまざまな投資に振り分けて資産運用を図る人が増えつつあります。投資の最大のメリットはリターンが大きいこと。銀行に預けたときの利息収入の百倍、千倍以上のリターンを得ることができる場合もあります。一方で、投資のデメリットは元本保証がないこと。投資する商品の種類によっては、投資した資産すべてを失うこともあるリスクの高いものもあります。

 

資産運用と聞いて多くの人が思い浮かべる投資の代表格が株式投資です。これまで投資をしたことのない方にとっては、株式投資もリスクが高いイメージが強いと思いますが、うまく投資を行えばリスクを抑えつつ、高いリターンを得ることが可能です。

 

株式投資とは、文字通り、企業の株に投資するもの。具体的には、証券取引所に上場している上場企業の株を購入することになります。今後、株価が上がっていきそうな企業の株を購入し、思惑通り、株価が大きく上昇したところで売却をすれば、購入時と売却時の間の株価の差に応じた、譲渡益を得ることができます。銘柄によっては、1年間で株価が数倍から数十倍も上昇する場合もあり、かなり大きなリターンを狙える点が魅力です。

 

ただし、思惑から外れて、購入した株の株価が大きく下落した場合には、保有株式に含み損が発生することになります。株価上昇による大きな利益を狙いつつ、思わぬ株価下落のリスクを最小限に抑えるには、購入する銘柄の選択と、購入タイミングが大変重要となります。

 

例えば、業績が安定している企業、あるいは、強みとなる技術や商品を持つ企業の株式が狙い目です。このような銘柄は、そもそも大きく売られる理由に欠けるため、市場全体の低迷で株価が下落したとしても暴落の危険性は低いです。このような安定的な株を、一時的に株価が下落したタイミングで購入するのがポイント。優良株を底値圏で購入した場合、それ以上の大きな下落の可能性は低く、逆に、今後、大きく反発しやすいことから、大きなリターンを狙うことが可能です。